目次
はじめに
喪中先から届いた寒中見舞いの返礼ってどんなことを書けばいいのか困りますよね。
親愛なる方を亡くされた親族に失礼がないようにしたい気持ちが一番だと思います。
でも、かといってパソコンで印字されただけの形式的な言葉だけだと。。。
特に友達の家族が亡くなった時には、その友人には元気になってもらいたいですよね。
なので、失礼に当たらない程度のメッセージは添えたいって考える方も多いとおもいます。
そこで今回は喪中先に対する寒中見舞いの返礼の書き方について紹介していきます。
寒中見舞いはいつまでに送るの?
一般的に寒中見舞いは寒中の間に送るのが良いとされています。
小寒の初めから大寒の終わりまでの、およそ三十日間を指します。
参照元:コトバンク
具体的には、
1月5日〜2月4日です。
なので、寒中見舞いを出す際や返礼を送る際には2月4日までに出すようにしましょう。
厳冬期に出す互いの近況報告を兼ねた季節の挨拶状のこと。
寒中見舞いはどんな時に送るの?(喪中の場合)
喪中の方に新年の挨拶に代えて送る場合(喪中ハガキへの返礼)
喪中の方には、寒中見舞いで新年の挨拶の代わりに送る場合です。
旧年に親族の方が亡くなられた相手には、年賀状を控えます。
その代わりに寒中見舞いでご挨拶をするのが一般的です。
文章例(喪中の方に年頭の挨拶に代えて送る際)
『寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中のことと、年頭のご挨拶は遠慮させていただきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私どもは元気に過ごしておりますので、ご安心ください。
ご家族がひとり欠けたこの冬は、寒さもひとしおと存じます。世間では流感が猛威をふるっておりますが、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。』
参照:年賀状・暑中見舞いドットコム
文章例(喪中ハガキの返礼の場合)
『寒中謹んでお見舞い申し上げます。
服喪中のことと存じ 年始のご挨拶は遠慮させていただきましたが寒冷の候、いかがお過ごしでしょう。ご家族の皆様はお力を落としのことと存じますが、お心を強くお持ちになってお過ごしください。
今年は例年より厳しい寒さが続いておりますので どうぞご自愛ください。』
参照:富士フィルムの年賀状2018より
喪中のことを知らずに年賀状を送られた方への返礼の場合
年末に身内の不幸があった場合には、喪中ハガキのタイミング次第で年賀状が送られてくる場合もあります。
その際には、寒中見舞いで故人の訃報を報告しましょう。
注意点として、年賀状を出したことを相手が気にやむことのないように配慮することも忘れてはいけません。
文章例
『寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただき、有難く存じます。亡き【故人続柄】の喪中につき年頭の挨拶を控えさせていただきました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、年を越してしまいました非礼を深謝いたします。寒い日が続きますが、風邪など召されませぬようお気を付けください。』
参照:年賀状・暑中見舞いドットコム
自身が喪中で寒中見舞いを受け取った返礼の場合
一般的に自身が喪に服している場合、喪中ハガキを出していれば返礼を送らなくても良いのが一般的です。
そのため、こちらが喪中のことを知らせなかった場合にはきちんと寒中見舞いを送りましょう。
故人に年賀状が届いた場合
年の瀬の報告で故人に年賀状が届くこともよくあります。
私自身、祖父が亡くなった際には賀状が届いていたこともあります。
その際も寒中見舞いで故人の訃報をお伝えしましょう。
文章例
『寒中お見舞い申し上げます。
年頭のご挨拶を頂きありがとうございました。【故人続柄】は【死去年月】に他界いたしました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきものを、年を越してしまいましたご無礼の段、どうかお許し願います。故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに、この厳寒の折柄、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。』
参照:http://seikatunotane.net/1277.html
寒中見舞いはどんな時に送るの?(一般的な場合)
季節の挨拶に送る場合
まずは、寒中見舞いの本来の意味である季節の挨拶時に送る場合です。
日本人は古来から寒中見舞いや暑中見舞いなど、季節の変わり目になる時期に相手の体調を伺う意味を込めて挨拶状を送っていました。
今のようにスマホやネット、LINEなどの通信手段がなかった頃は手紙が唯一の連絡手段だったからですね。
文章例
『寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おかげ様で私どもも一同無事に暮らしております。余寒も厳しいようですが、お風邪など召されませねようご自愛ください。』
参照:手紙の書き方大辞典より
年賀状の返信に遅れた場合
新年の挨拶で年賀状を出し忘れた時や自分が年賀状を送っていなかった相手から賀状をもらった際に送る場合です。
文章例
『寒中お見舞い申し上げます。
早々にご丁寧なお年賀をありがとうございました。厳しい寒さの日々が続いておりますが、皆様ご健勝のご様子、何よりとお喜び申し上げます。
私どももおかげ様で大過なく過ごしております。本年も例年と変わらぬお付き合いをお願い申し上げますとともに、幸福に満ちた一年となりますよう心よりお祈りいたしております。』
参照:手紙の書き方大辞典より
喪中先に送る寒中見舞いで最も大切なこと
喪中先に送る寒中見舞いで一番大切な事は、やはり故人の遺族への配慮です。
亡くなれらた方が友達の両親だった場合、一番傷を負っているのは他でもないそのお友達の方です。
礼儀的な文面だけでなく、少しでも元気になってくれるように手書きでメッセージを添えてあげるのもいいでしょう。
LINEよりも手書き
やはり、パソコンで印字された儀礼的な言葉よりも手書きで思いがこもった言葉の方が、支えになることもあります。
現代はスマホでLINEでメッセージを送ったりもありますが、やっぱり手書きの言葉に込められた暖かさは伝えにくいです。
なので、早く元気になってもらうためにも喪中先に寒中見舞いを送る際には手書きでメッセージを添えましょうね。
終わりに
季節の変わり目に不幸が多いことは仕方がないことかもしれません。
そんな時に頼りになるのが友達や親友です。
寒中見舞いで様子を伺ったり、時にはメールやLINE、電話などで連絡を取ってあげることも大切です。
身内に打ち明けられない気持ちも友達だから話せて、気持ちを落ち着かせることもあると思います。
自分が支えてあげる気持ちを忘れずに持ちたいですね。
アイキャッチ画像参照元:http://information-box.com/archives/4474.html
コメントを残す